アルプス

赤やオレンジなど豊かな色彩が、全世界の風景写真に革命を起こした作品集

  • 表紙
    日本版

  • 表紙
    スイス版

  • 表紙
    スイス
    ブック・クラブ版

  • 表紙
    ドイツ版

  • 表紙
    英国版

  • 表紙
    フランス版

  • 表紙
    デンマーク版

  • 表紙
    米国版

本書概要

撮影
1962~1967年
出版
日本版 アルプス 1969年(定価20,000円) 講談社
スイス版 MAJESTAT DEL ALPEN 1973年 BUCHER社
スイス、ブック・クラブ版 MAJESTAT DELALPEN 1974年 LIBRIS社
ドイツ版 MAJESTAT DEL ALPEN 1973年 DEUTSCHER BUCHERBUND社
英国版 THE ALPS 1973年 THAMES AND HUDSON社
フランス版 MAJESTE DES ALPES 1973年 BIBLIOTHEQUE DES ARTS社
デンマルク版 ALPERNES MAJESTaT 1974年 LADEMANN社
米国版 THE ALPS 1975年 HARRY N. ABRAMS

■今日、日の出や日没時のカラフルな風景写真は常識であるが、この『アルプス』が出版された1969年以前には、『アルプス』に掲載されたような赤色やオレンジ色の色彩豊かに絢爛な写真は全世界に一点たりともなかった。白川は当時『世界の文化地理』23巻や『世界文化シリーズ』26巻の特写を担当して132カ国を旅し、書店を巡るなどして自身が徹底的に調査して「アルプス」撮影の方向を決めた。1971年『ヒマラヤ』が出版されてから、特に日本から色彩を真似た写真が少しずつ発表されることになる。『アルプス』は全世界の風景写真に革命を起こした仕事であった。だからこそ、外国語版が最終的に80万部も売れたのである。

■『アルプス』についてスイスの新聞ファーターランドは73年6月1日の書評で『本書の写真は魂を奪う美しさ』と評し、ドイツのノイエ・ハンノーヴェルシェ・プレツセは73年5月11日の紙面で『空前絶後の荘重な実に堂々たる写真集』など入手したヨーロッパの新聞33紙は例外なく『アルプス』を絶賛した。
『アルプス』米国版については1975年7月12日付シカゴ・トリビューン紙が『肝をつぶさんばかりに次々変化する色彩と光の明暗を展開する』と紹介している。

▲とじる

収録作品

  • 内容写真01
    メンヒ頂上の日の出

  • 内容写真02
    モンブラン

  • 内容写真03
    ドームの日の出

  • 内容写真04
    ラック・ブラン

  • 内容写真05
    サンクリストフを滑る

▲とじる

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PROFILE

1935年愛媛県生。
日本大学芸術学部写真学科卒、
ニッポン放送入社文芸部
プロデューサー、フジテレビを
経てフリー写真家。

WORKS